昨今、スーパーやコンビニなどの流通業界には、「流通再編」という大きな波が訪れてきており、この動きはさらに大きくなっていくと思われます。その大きな波の中、当社はひるむことなく、新しい試みを行いながら前進してきました。決して、未来がはっきり見えていたわけでもなく、確かな道しるべや羅針盤もありませんでしたが、前に進み続けることで、新しいお客様や新しい商材と巡り会うことができました。「ピンチをチャンスに変える」という言葉がありますが、何事も前に向かう気持ちがあれば、その想いはきっと誰かに届き、新しい扉が開くと信じています。

折武は創業以来88年、「食品包装資材」を提案・販売してまいりました。商品としてお届けしているものは食品容器や衛生資材ではありますが、大切にしているのは常にお客様と一緒になって考え、行動するという想いです。そして、その「共働」の根本にあるものは、「折武に任せておけば大丈夫」、というお客様の「安心感」であり「信用」です。そうした積み重ねがあってはじめて、お客様と「折武と取引してよかった」という「感動」を共有することができるのだと思います。

これから共働きや高齢化社会が進むにつれ、惣菜や米飯といった「中食」市場が増えていくといわれており、最近ではついに10兆円を超えるものとなりました。ライフスタイルの変化に伴い、これからもこの成長は続くものと思われます。私たちはこの「中食」市場の成長を大きな「チャンス」ととらえ、お客様とともに前進し続けることで、お客様、仕入先様、業者様、そして私たち自身が「感動」できる会社となれるよう努めてまいります。